2011年6月25日土曜日

[EX489] 1.01アップデート

 EX489にご関心をお持ちいただきありがとうございます。

 EX489 ver1.01アップデートがApp Storeにて配信開始されました。初期の問題を解決する重要なアップデートとなりますので、ご利用の皆さんはアップデート作業をよろしくお願いいたします。

 今回のアップデートに機能追加はありません。
 

2011年6月22日水曜日

[EX489] 問題原因の特定と対処方法

 EX489にご関心をお持ちいただきありがとうございます。

(注:本記事はver1.0時点のもので、ver1.01以降では解決済です)

 App Storeなどでご指摘いただいていた「落ちる」問題について、なかなか原因を特定できませんでしたが、皆様から情報をいただくことで特定することができました。

 まずはあらためて、問題発生によりご迷惑をおかけした皆様にお詫び申し上げます。

 開発側の環境と利用者側の環境に大差がないことが情報提供によって明らかになる中で、やはりエクスプレス予約の利用実態に問題発生の原因があるのではないかと考えるところまできていました。

 しかし、そこからの原因推定が難しかったのですが、全車自由席のこだま号の問題も踏まえて、ユーザー側であらかじめ設定することができる「予約条件」に着目しました。

 これらをいろいろ調べた結果、「座席位置」の初期設定を「指定なし」にしてあるとEX489からの操作で落ちてしまうことがわかりました。

 おそらく、全車自由席のこだま号を選択する際に発生していた問題も自動的に選択される「指定なし」に起因していたようです。

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 現在、対応版のEX489を作業しているところですが、パソコンからユーザーの皆様のエクスプレス予約の設定を変更していただくことで暫定的に対処することが可能です。

 【暫定対処手順】

 1. パソコンからJRのエクスプレス予約にアクセスする

 2. メインメニューの「予約条件登録/変更」を選択する

 3. 座席位置を「指定なし」以外の選択肢に変更する(窓側や座番リクエストなど)

 4. 「登録/変更」をクリックして登録を完了する


 以上、新しい対応版がリリースされるまで、暫定対処法で問題回避を行なってください。よろしくお願いします。
 

2011年6月19日日曜日

[EX489] レビューについて

 EX489へのご関心、ご利用ありがとうございます。

 (注:この記事はver 1.0時点のものです)

 先日のアプリ公開から、様々な方にダウンロードをいただき、ご意見・ご感想、さらにご提案や問題発生のご報告もいただきました。ありがとうございます。

 con3 Offficeとしては、EX489の動作に関して可能な範囲でテストを行なった上で公開に踏み切りました。しかしながら、一方ですべての可能性についてテストを行なえていたわけでもなく、残念ながらApp Storeレビューにおいて「アプリが落ちる場合がある」とのご指摘を多くいただきました。

(追記:本アプリの利用において、ほとんどの場合で問題は発生していません。クラッシュリポート(障害報告)という開発者が見られるページに表示されるまでには至っていないのが実状です。)

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 情報提供いただけたものに関して、「こだま号(全席自由席)」の利用で問題が発生することは判明しました。これはエクスプレス予約サービスの利用実態をすべて把握していなかったために対応できなかったことが理由です。

 こだま号には、指定席のある普通のこだま号以外に、全席自由席のこだま号があります。これらは比較的ローカルな駅間で通勤通学に活用されているようで、そうした皆さんがエクスプレス予約も併用して利用しているようです。

 EX489は、どちらかというとビジネスマンの出張利用をイメージして開発されたため、通勤通学利用シーンを想定した設計や検証が足りなかったと反省しています。

 これについては、全席自由席の新幹線を利用する場合の手続きを研究して対処する予定です。

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 それ以外は、列車選択からの遷移で落ちる、座番リクエスト画面で落ちる、などのご指摘があります。しかし、使用環境や予約されようとしていた列車条件などの周辺情報の報告が足りず、残念ながら問題の再現や原因の特定ができない状況です。

 基本的には、

 ・iPhoneを再起動していただく

 といった対処をまず行なっていただき、それでもダメな時はアプリの再インストールするなどの対処を試みていただくことで解決することがほとんどです。

 落ちる現象は、メモリの使用状況がシビアになっていることが基本にありますので、再起動などでメモリの余裕を確保していただくことで問題発生は解消されます。

 使用機種によってメモリの余裕に差があるため、iPhone4は問題発生が少ないけれど、iPhone3GSやiPod Touchは問題が発生しやすいといった違いがあり得ます。さらに他に活用しているアプリとの組み合わせも関係するため、問題が発生しているといっても利用されているユーザーだけが問題に直面していることもあります。

 EX489は、メモリの消費に関して配慮しながら開発していますが、千差万別な環境に対して今後とも改善を続けたいと思います。

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 iPhoneファンの皆さんの中には開発者の権限をお持ちになっていて、正式リリース前のiOS 5のベータ版を導入して利用されている方も少なからずいるようです。

 誠に申し訳ありませんが、EX489はiOS 5上で正常動作はしません。

 iOS 5をご利用になられている場合は、EX489のご利用をお控えいただきますようお願い申し上げます。

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 con3 OfficeとしてはEX489を皆様に気持ちよく利用していただけるアプリとしてリリースしました。

 しかし、レビューにもありますように問題報告が多く、評価においても十分に期待を満たしていないことがわかります。

 
 そのため、ここ数日間は公開の中止を考えて、そのような告知を開始していました。現在も公開を続けてようものかどうかは迷っているというのが本当のところです。

 
 現在も引き続きアプリの動作をチェック続けている中で、判明している以外の致命的な問題は発見できておらず、問題そのものを掴むに至っていません。

 さらに、開発者が閲覧できる「クラッシュレポート」という情報があり、問題が多数発生するとそこにクラッシュの原因などが記録されるようになっていますが、クラッシュレポートにも問題報告が上がってきていません。

 そうなるとApp Storeのレビューの報告については、1) 利用者の個別特有な環境で発生している問題と、2) 利用者の利用実態とアプリが想定している利用方法が食い違っているために起こる問題、という2種類があるのだと考えられます。

 
 後者2)は、今後のアプリ改善の課題ともいえますので、機能追加や設計の見直しなどで対応していくことになります。

 前者1)は、こちらとしても極力問題発生を回避する努力はしますが、利用者側からの情報提供がない限り、静観するしかないというのが正直なところと考えています。

 
 いましばらくユーザーの皆さんからの反応を眺めつつ、公開中止を含めてアプリの今後を判断したいと考えています。

 引き続き、皆様からのご意見・ご提案・問題報告と情報提供などは歓迎しております。

 今後ともEX489をよろしくお願いいたします。
 

2011年6月9日木曜日

[EX489] 開発物語(4)

 新幹線エクスプレス予約アプリ「EX489」は、純粋なiPhoneアプリとして操作することができるので、PC向け予約画面で手続きするよりも素早く予約できますし、携帯向け予約サイトよりも遥かに楽に予約手続きを進めることができます。

 たまに動作チェックのため予約サイトにアクセスしてみるのですが、操作に慣れてくると予約操作そのものにはほとんど時間がかからないと思います。むしろ、予約サイト側の応答待ち時間の方が長いくらいです。この快適さを早く皆さんにも体験していただきたいと思います。

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 EX489は、もう少しユーザーインターフェイスなどをグラフィカルに凝りたいと考えているのですが、その作業の時間は後回しにして、まずはリリースすることを優先しました。そのためミニマム・シンプルなデザインです。

 7月のXデーを過ぎて、まだEX489が生き残れそうな様子であれば、未対応の処理なども含めてデザイン面でも取組みを始めようと考えています。どなたかに協力を仰ぐことも考えたいところです。

 iPad対応も同様に7月を過ぎて検討するつもりです。こちらは大画面なので、アプリ全体を構想し直した方がよいのではないかと考えていますが、それも皆さんからのフィードバックを得てから練ろうと思っています。

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 開発をして分かってきたことがいくつかあります。

 既存の予約アプリを研究していると、「落ちる」「遅い」という二大問題に頻繁に悩まされていることが見えてきます。

 問題が発生する理由の一つに「エクスプレス予約サイトのWeb画面(html)が特殊だから」という説明があったりします。つまり、サイトが特殊だからブラウザで端が切れて表示されるし、操作しているとアプリが落ちてしまうのだというのです。

 私も既存アプリのレビューや開発者の皆さんのコメントやブログを拝見して「そういうものかな」ととりあえず納得していたのですが、実際に自分自身で開発をしてみて、少し見解が変わりました。

 エクスプレス予約サイトは、印象と違ってそれほど特殊ではないと思います。

 「落ちる」理由の大半は、アプリ動作のためのメモリ不足です。そうなる理由は、Webページが特殊とか複雑だとかいうことではないと思いました。思うに画面関係以外のところで情報量が大きいのです。この想定外に大きなデータを処理するうちにメモリが圧迫されるのではないかと想像しています。パソコンならともかく、iPhoneだと限界までの余裕がないのでしょう。

 「遅い」のは、単純にサーバーの混雑具合だと思います。EX489でも時間帯によって、かなり素早く手続きが進む場合と予約サイトからの応答を長時間待ち続けてようやく次の画面へ移動する場合とがあります。特に予約の集中する時間帯やそのような列車を選択した場合は、ハングアップしたかなと思うほど待たされます。既存アプリはタイムアウトで接続が切れるのかも知れません。

 そうした問題に既存アプリもメモリの効率化などで対処しているようですが、なかなか完全解決には至ってないようです。また、ブラウザ型を採用している限り、画像要素も含んだ予約画面の読込み完了を待たなければならず、根本的な問題解決は難しいのだと思います。

 
 EX489の場合、ブラウザに頼らないので自分でいろいろな処理をする必要がありますが、上のような問題からは解放されます。そうしたこともあって、使っていただければ分かりますが、EX489の予約手続は快適なのです。

 しかし、まだ出来上がったばかりのアプリです。揉まれ足りない部分はありますので、いろいろフィードバックが返ってくることが楽しみです。
 

2011年6月6日月曜日

[EX489] ご質問・フィードバック

 EX489にご関心をお持ちいただきありがとうございます。

 アプリに関するご質問やフィードバックはこちらのコメントでお受けしております。
 また、FacebookページTwitterアカウントも開設しています。ぜひご利用ください。

 メールでお問い合わせいただくことも可能ですが,お返事のタイミングなどご要望にお応えできない場合がありますこと,前もってご了承ください。

 メールタイトルには「EX489:」または「EX:」等と付していただき,con3office_at_gmail.comまで。よろしくお願いいたします。
(アドレスの_at_は@に置き換えてください。)

 コメントへの書き込みは、手動の手続き後に表示されます。書き込み後は、しばらくお待ちください。
 

[EX489] 開発物語(3)

 EX489は、新幹線エクスプレス予約(EX予約)をiPhoneから快適に利用するためのアプリです。

 でも、EX予約って2011年7月23日から正式にスマートフォン対応してるんじゃなかったけ?と思われた方、正解です。

 スマートフォンからEX予約を利用するのに苦労する時代は終わりを告げました。もう普通にWebからアクセスしていいんです。小さくて使い難いボタンを押す必要はないし、アプリが落ちることもありません。

 今までのアプリは?お金払ったアプリもあるぞ!

 心配いりません。今までのアプリもWebブラウザですから新しいスマートフォン対応の画面を利用できるようになるはずです。その上、自動ログイン機能などが付いているのですから、従来以上に使い勝手が改善して幸せになるはずです。

 それじゃ専用アプリなんか、いらないじゃない。EX489って必要?

 そう思う皆さんもいらっしゃると思います。それも一理あります。

 EX489が7月のリニューアルに耐えられるのかどうか(つまり改変対応しなければならないかどうか)は分かりません。その上で、スマートフォン対応となったEX予約に専用アプリが必要なのかどうかも、正直よく分かりません。使い物にならなくなって、必要もなくなって、短命に終わるアプリになるかも、とも思っています。

 ただ、選択肢はあってもよいかなと考えて、EX489をお届けすることにしました。

 それに、新幹線はもう数年で開業50周年を迎えます。

 ささやかな贈り物のつもりです。

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 少し手前味噌なことを書けば、EX489での予約はとても快適です。

 EX489を使っていただければ、PCサイトはもちろんのこと、既存アプリや携帯サイトの予約操作よりも快適であると感じていただけるんじゃないかなと考えています。

 もちろん、まだ改善の余地が山ほどあることは承知しています。

 開発している途中で想定利用者の皆さんのネット上の声を拾っていると、とても哀しい経験をされたり、苦労をされたりしているものが数多くあり、願わくはそうした声に応えるアプリをと思いながら開発しました。

 EX予約の会費を払い、ある方々は既存アプリに代金を払い、人によっては予約操作ミスで乗車料金を無駄にしてしまったり…、そこにまだよちよち歩きのアプリの代金を求めるのも心苦しかったので、いろいろ考えて、まずは広告モデルを採用して無料にすることにしました。

 いずれ正式なアプリが出てくるまで、EX489が皆さんに気に入って使ってもらえればと思っています。
 

[EX489] 開発物語(2)

 EX予約アプリとして知られているものには、いくつかあります。

 しかし、EX489のような専用アプリとして開発されたものは初めてだと思います。従来のアプリは「PC向け画面をiPhone画面向けに調整する」アプリがほとんどだからです。

 EX予約には携帯向けサイトがありますが、そちらは携帯回線からのアクセスに制限しているため、iPhoneアプリのような公衆インターネット回線経由のアクセスからの利用はできません。そのためほとんどのアプリがPC向けサイトの画面を利用しているのです。

 「PC向け画面をiPhone画面向けに調整する」タイプの予約アプリは「調整型Webブラウザ」アプリとも呼べます。つまりEX予約が利用しやすくなるように改造されたWebブラウザアプリということです。

 このアプローチには、それなりに理由があります。

 1. EX予約サイトはセッション管理というものを利用したWebサイトのため
 2. EX予約サイトはたくさんの情報を多様な画面で表示するため

 こうした特徴をもつEX予約サイトを利用するには「Webブラウザ型」でないと対応が複雑化してしまうのです。

 簡単な例を考えてみましょう。

 ある人は、東京駅から新大阪に出張するためEX予約を利用します。のぞみ号か何か一本に乗車すればよいかも知れません。

 別の人は、掛川から東広島といった区間を乗車するでしょう。その場合、2度の乗り換えが発生するかも知れません。

 個別の座席予約はどうしましょうか。家族で利用する場合もあるでしょう。予約の変更が発生したら? etc...

 EX予約サイトはこうした様々なニーズに応えているわけですが、その応答画面のパターンをユーザーに伝えるためには「Webブラウザ型」でないと追いつかないのも納得のいくことです(Webブラウザ型なら、データをそのままWebブラウザに任せることで表示できるからです)。

 しかし、PC向けの画面をサイズの小さなiPhoneの画面で使うことは、困難を伴います。

 できれば、ごく普通のiPhoneアプリのように操作して予約できると良いのは誰もが思うことです。

 EX489は、そうした専用アプリを目指しました。

 もちろん、それを実現するためには開発段階でEX予約サイトを調べて、画面の造りを学ばなければなりません。

 苦労は開発者が背負いました。その分、ユーザーの皆さんは快適な予約操作で新幹線に乗車してください。
 

[EX489] 開発物語(1)

 新しいアプリ「EX489」が公開されるまで時間がありますので、ここでは開発にまつわる雑談を展開してみたいと思います。

 EX予約アプリのアイデア自体はRide On Timeと同時期に生まれていました。2009年の前半です。まずはRide On Timeの開発を2009年後半に取り組んで、2010年の初頭にリリースしたのでした。その時期に既存のEX予約アプリもリリースされていたと思います。

 EX489の開発準備に手をかけたのは、2010年の初夏でした。

 まずはEX予約サイトの研究作業から始めたのですが、様々な事情が重なって、作業は中断しながら進む状態でした。本業の慌ただしさもあって、2010年内には分析成果を少し残しただけで、開発にはほとんど手を付けられなかったのです。

 2011年に入っても、開発作業はほとんど動いていませんでした。Ride On Timeのアップデートも作業できない中で、新作の開発に動くことの躊躇いが心理的な敷居となっていたため、意向はあってもなかなか動けませんでした。

 そうした状態を動かしたのは、3.11東日本大震災でした。

 マスコミやネットから流れてくる様々な情報に触れるにつけ、心落ち着かず、仕事にも身が入らない状態になりかけていました。それで心理的な落ち着かなさを回避するために、プログラミングに没頭することにしたのです。

 昨年の研究成果を取り出して、解析プログラムのロジックを起こしていきました。正直なところ、地道な作業ですし、将来的に生き残ることが出来るアプローチではないと思って敬遠していたのですが、何かに没頭したかった私にとって結果的には好都合でした。

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 EX489は、PC向けのエクスプレス予約サイトの画面を地道に解析してブラウズしている専用アプリです。

 そのため、予約サイトのリニューアルなどがあれば、画面構成が変ることであっという間に使用不可能になります。そのようなリスクを抱えているということを承知の上で開発をしましたので、そのようなリスクをご理解の上でご利用いただけると有り難いです。
 

2011年6月3日金曜日

[EX489] 新幹線予約アプリの申請

 con3 Ofiiceのアプリに関心をお持ちいただきありがとうございます。

 この度、開発中であった「新幹線エクスプレス予約」アプリが最初の完成段階に入ったため、App Storeに申請いたしました。審査過程が順調に進めば7〜10日ほど経って公開できると考えています。皆さんに気に入っていただけることを願っています。

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 JR東海とJR西日本が東海道・山陽新幹線の利用者に提供しているのが、会員制予約サイト「エクスプレス予約」(EX予約)です。これまでスマートフォンからの利用が大変困難でしたが、2011年7月23日から正式にスマートフォン対応の予約サイトを開始することになっています。

 しかし、公式の専用アプリ提供については言及されていません。

 というわけで、con3 Officeがお届けするのは、非公式ですが、EX予約を利用するための専用アプリです。

 どうぞお楽しみに。