新幹線エクスプレス予約アプリ「EX489」は、純粋なiPhoneアプリとして操作することができるので、PC向け予約画面で手続きするよりも素早く予約できますし、携帯向け予約サイトよりも遥かに楽に予約手続きを進めることができます。
たまに動作チェックのため予約サイトにアクセスしてみるのですが、操作に慣れてくると予約操作そのものにはほとんど時間がかからないと思います。むしろ、予約サイト側の応答待ち時間の方が長いくらいです。この快適さを早く皆さんにも体験していただきたいと思います。
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EX489は、もう少しユーザーインターフェイスなどをグラフィカルに凝りたいと考えているのですが、その作業の時間は後回しにして、まずはリリースすることを優先しました。そのためミニマム・シンプルなデザインです。
7月のXデーを過ぎて、まだEX489が生き残れそうな様子であれば、未対応の処理なども含めてデザイン面でも取組みを始めようと考えています。どなたかに協力を仰ぐことも考えたいところです。
iPad対応も同様に7月を過ぎて検討するつもりです。こちらは大画面なので、アプリ全体を構想し直した方がよいのではないかと考えていますが、それも皆さんからのフィードバックを得てから練ろうと思っています。
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開発をして分かってきたことがいくつかあります。
既存の予約アプリを研究していると、「落ちる」「遅い」という二大問題に頻繁に悩まされていることが見えてきます。
問題が発生する理由の一つに「エクスプレス予約サイトのWeb画面(html)が特殊だから」という説明があったりします。つまり、サイトが特殊だからブラウザで端が切れて表示されるし、操作しているとアプリが落ちてしまうのだというのです。
私も既存アプリのレビューや開発者の皆さんのコメントやブログを拝見して「そういうものかな」ととりあえず納得していたのですが、実際に自分自身で開発をしてみて、少し見解が変わりました。
エクスプレス予約サイトは、印象と違ってそれほど特殊ではないと思います。
「落ちる」理由の大半は、アプリ動作のためのメモリ不足です。そうなる理由は、Webページが特殊とか複雑だとかいうことではないと思いました。思うに画面関係以外のところで情報量が大きいのです。この想定外に大きなデータを処理するうちにメモリが圧迫されるのではないかと想像しています。パソコンならともかく、iPhoneだと限界までの余裕がないのでしょう。
「遅い」のは、単純にサーバーの混雑具合だと思います。EX489でも時間帯によって、かなり素早く手続きが進む場合と予約サイトからの応答を長時間待ち続けてようやく次の画面へ移動する場合とがあります。特に予約の集中する時間帯やそのような列車を選択した場合は、ハングアップしたかなと思うほど待たされます。既存アプリはタイムアウトで接続が切れるのかも知れません。
そうした問題に既存アプリもメモリの効率化などで対処しているようですが、なかなか完全解決には至ってないようです。また、ブラウザ型を採用している限り、画像要素も含んだ予約画面の読込み完了を待たなければならず、根本的な問題解決は難しいのだと思います。
EX489の場合、ブラウザに頼らないので自分でいろいろな処理をする必要がありますが、上のような問題からは解放されます。そうしたこともあって、使っていただければ分かりますが、EX489の予約手続は快適なのです。
しかし、まだ出来上がったばかりのアプリです。揉まれ足りない部分はありますので、いろいろフィードバックが返ってくることが楽しみです。
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